【縄文四季物語】
〈 縄文四季物語 〉歌詞
作詞 / 佐藤よしひろ
- 古代の丘を 春のそよ風が
過ぎて行きます
大地から芽を出した蕗 の薹 の
みずみずしい緑が
大昔のそのままの 匂いです
- 古代の丘から 海のきらめきが
遠く見えます
海が膨れて魚の群の
ざわめきの音が
浜辺の夏の豊かな 夜明けです
- 古代の丘の
薄 がゆれて
月が昇ります
飾った娘たちの恋の踊りの
胸のときめきが
はるかな時を越えて 聞こえます
- 古代の丘に 雪が舞い飛び
凩 がうなります
獲物を射止めた自慢の話が
たき火に燃えて
いろりの熱い 冬物語です
大木 の丘の歴史の重さに
息が詰まります
数え切れない季節 をかさね
大地の果てに
見えないむかしが よみがえるのです